日本カビが※真菌感染症として
世界的に流行しているという
ニュースをご存知ですか?
抵抗力が弱い入院患者が
感染すると命を落としてしまうという
報告もあるようです。
※真菌感染症とは
ヒトや動物の体の障壁を越えて
定着することに起因する感染症
主な症例としては
【水虫、たむし、カンジダ】など
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日本カビとは?
平成21年に日本人研究者が「新種」として
世界で初めて報告したカビの事で
【カンジダ・アウリス】
通称:日本カビと言います。
平成17年に発見された時は
病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も
示さなかったが
その後、海外でも同じカビが発見され、
平成23年に
韓国で患者が敗血症で
命を落とす事例が報告された
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なぜ危険なのか?
治療薬が効かない耐性(薬剤耐性)が高い
という事です。
13人が感染して
うち4人が命を落としてしまっている。
感染しないためには、どうしたら良いのか?
感染経路は何なのか?
調べてみました。
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カンジダ・アウリスの感染経路
現在まで、感染が報告されているのが
深刻な病で
長期にわたり入院をしている患者だけです。
その為、
健康な状態で通常の生活の中で
感染するという可能性は低いようです。
感染が確認されている国、その病院で
長期にわたり入院するようなことがあれば
可能性はある。という事です。
感染が確認されている国
- 日本
- アメリカ
- イギリス
- コロンビア
- インド
- イスラエル
- ケニア
- クウェート
- パキスタン
- 南アフリカ
- 韓国
- ベネズエラ
但し、上記にも書きましたが
通常の旅行や仕事で行く程度では
心配ないという事です。
感染経路は未だ解明されていないようです。
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アメリカ疾病管理予防センターでは
次のように述べています。
薬剤耐性が強く既存のカンジダ抗菌剤が
ほとんど効かない
既存の検査システムでは
- 通常のカンジダ真菌と
- カンジダ・アウリス真菌を
見分けることが困難である事
感染拡大が医療現場で起こっている事。
感染に注意が必要な人
カンジダ・アウリスに感染しやすいのは、
- 外科治療を受けたばかりの患者
- 糖尿病患者
- 広範囲に抗生物質、抗真菌剤を使用した、中心カテーテル使用者などのようです。
年齢的なものはなく
未熟児から年配者まですべての世代に
感染者がみられるようです。
この日本カビの発見者である
帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授は
日本では明らかな耐性化は
認められていないが、
海外で強毒耐性化した真菌が、
健康な人の体にすみ着いて
日本に持ち込まれる可能性は高いと
話されているようです。
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