最近ニュースで
侵襲性髄膜炎菌感染症(しんしゅうせいずいまくえんかんせんしょう)
という病気を耳にしました。
髄膜炎は聞いたことが有るのですが
調べてみると専門的な言葉で
難しく書いてあったので
わかりやすく まとめてみました。
髄膜炎菌とは
髄膜炎菌とは健康なヒトでも持っている細菌で
誰でも感染する可能性があるようです。
13以上の異なる血清群(種類)があり
A群、B群、C群、Y群、W群の5種類が
感染の原因となると分類されています。
侵襲性髄膜炎菌感染症とは?
体力・免疫の低下時などに
髄膜炎菌が血液や髄液に侵入し
敗血症や髄膜炎を発症することがあります。
これを
侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)と呼びます。
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感染
飛沫感染
咳やクシャミによって
鼻、ノドなど気管の粘膜に感染
感染してもほとんどの場合
菌は消失するか一部が保菌者となり,
発症するのはごく一部のようです。
髄膜炎菌は、唾液を介して感染するため、
- 食器類の共有
- ペットボトル等の回し飲み
- キスなどにより感染するリスクがあります
※髄膜炎菌の感染リスクは、
10代後半の日常生活の中に潜んでいますね
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感染しやすい年代
0〜4歳の乳幼児と10代後半の思春期の発症数が多い
髄膜炎菌感染症は、
寮生活や学校の合宿など
人と人が近い距離で長時間集まる場所で
感染が広まりやすいようです。
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侵襲性髄膜炎菌感染症の症状
特徴として
・風邪の症状に似ているので気づきにくい
・後遺症が残る確率・死亡率が高い
・症状の進行が早い
※他の細菌と比べて
100〜1000倍の毒素を出す為
初期症状 0~12時間
- 発熱
- 頭痛
- 嘔吐
発症後 13~20時間
- 皮下出血
- 発疹
- 息苦しくなる
- 光過敏症(光が異常に眩しく感じる)
発症後 21時間以降
- 意識障害
- 痙攣・発作
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予防方法は
2015年5月~
髄膜炎菌感染症は、ワクチンで防ぐことが出来るようになりました。
この病気は上記でも書きましたが
0〜4歳の乳幼児、10代後半の思春期に
感染するリスクが高いので
早めにワクチンを接種しておくことで
感染リスクの高い時期を
乗り越えることができるようなので
予防しておきたいですね。
国立感染症研究所:予防接種スケジュール