秋から冬に掛けて
風邪やノロウィルスなど
様々な病気が流行りはじめます。
我が子も保育園に通園しているので
毎年色んな病気になってしまいます。
溶連菌感染症
よく耳にする病気ですが
実際には どんな病気なのか
症状や予防方法など調べてみました。
スポンサーリンク
溶連菌(ようれんきん)とは
画像出典:
溶連菌とは、
保育園、幼稚園に通う子供たちにとっては
ポピュラーな病気のひとつです。
正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌が原因で
この細菌による感染症を溶連菌感染症と言います。
主にノドに感染して、
- 咽頭炎(いんとうえん)
- 扁桃炎(へんとうえん)
- 猩紅熱(しょうこうねつ)
といった病気を引き起こします。
溶連菌は学校感染症に指定されています。
感染してしまうと通園には医師の許可が必要になってきます。
流行する時期
春~夏にかけてと冬、
年間で2回
流行のピークがあります
診断方法
溶連菌の発疹は、
目で見てもかなり特徴的です
綿棒でノドの菌をとり
検査キットで調べる方法が簡単で、
すぐ判定出来るようです。
潜伏期間~発症
潜伏期間:2~3日
発症後 1~2日
咽頭炎、扁桃腺炎、発熱、喉の痛み
- 発熱38度~39度
- のどは真っ赤に腫れ上がります。
- 全身発疹 顔~全身に痒みを伴う赤い発疹が出来たりします。
発症後 2~4日
舌にイチゴのようなツブツブが出来たりします
(イチゴ舌)
落屑(らくせつ)
全身発疹の症状が落ち着くと手や足の指先から皮膚がむける
溶連菌が引き起こす合併症
粘膜
咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎など
皮膚・軟部組織
伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、丹毒など
その他
肺炎、菌血症、トキシックショック症候群など
スポンサーリンク
主な治療方法
溶連菌そのものは、
抗生物質ですぐおさまる場合が多いのですが
上記の合併症を防ぐため
10日~14日程度 処方された薬を飲み続けます。
注意すること!
- 溶連菌は熱が下がっても菌が体内に残っていると再発の危険がある!
- 薬の服用後 2~3日で容態が良くなっても服用はやめない!
- 出された日数分 必ず飲みきる!
家庭での過ごし方
食事
- あつい
- カラい
- すっぱい
など刺激物は控える
食べられないときは
無理に食べさせないで水分補給にする
(炭酸はNG)
- ゼリー、プリンなどノドに優しいもの
- お粥、うどんなど消化に良いもの
入浴
熱が下がれば問題ないようです。
感染経路
飛沫感染:くしゃみ、せき、唾のしぶき
経口感染:細菌が手などを介して口に入る
スポンサーリンク
溶連菌感染症の予防
予防接種はありません。
他の感染症と同じく、手洗い・うがいを徹底しましょう。
- 飛沫感染を予防するために、マスクをしましょう
- 経口感染を防ぐために、同じコップや食器を使うことは避けましょう
通園・学校はいつから?
溶連菌感染症は学校感染症に指定されているため、
医療機関の受診日とその翌日は登校・登園できません。
有効な抗生物質を内服後24時間経つと、
感染力はほとんどなくなります。
その為 熱が下がり全身状態が良好となれば
登校、通園が可能となります。
その他 学校感染症に指定されている病気